12月13日 MT議事録
井上広之さん(QPさん) からの勉強会
【NPO法人 ソルトパヤタス】
NPO法人とは、営利を目的として活動していない団体のこと。
パヤタス・・・フィリピンの特に大きなゴミ山がある地名
スカベンジャーとは、ゴミ山にあるプラスチックなどを拾って売り、生計を立てている人達。特に貧困層の子ども。現在は3000人ほど。
そういった子ども達は学校に通うのが困難。
そこで彼らに将来の選択肢を提供したいと活動しているのがソルトパヤタス。
フィリピンには日本より長い義務教育期間がある。約95%の子どもは小学校に入学するが、中学卒業時には48%の子どもしかいない。ほとんどの子ども達は通い続けられないというフィリピンの教育の現状。
その理由は、
・シングルマザーでお金が必要で学校に通っている暇がない。
・ゴミ山で稼ぐ方がマシ。
・家庭が落ち着いていない。
・周りの大人の悪影響。 など
金銭的問題だけではなく、子ども達が学校に通い続ける意欲が持ち続けられない。
そこで、ソルトパヤタスでは『ライフスキル教育』というプログラムを行なっている。
子どもが自尊心、コミュニケーション能力、英語力を養える「成長する場」を子どもだけではなく大人にも作ろうとしている。
Rits SALTさんからの勉強会
〜活動理念〜
継続➕発信
*奨学金活動
¥68,000/perの奨学金3人分を街頭募金や日雇いバイト(収入の4分の1を寄付など)を学生がして集金している。(現在は2名)
*女性収入向上支援
フィリピンの女性が刺繍したグッズを日本で販売
*フィリピン食堂
お店を貸し切って日本風にアレンジしたフィリピン料理を提供。
『スタディーツアー』春夏に1回ずつ
事前ではゴミ山、フィリピンの教育についての勉強会、募金活動。
事中ではパヤタスを訪問し、現地の方と触れ合う。その時に生で感じたゴミ山の現状。
(強烈な悪臭、大量のハエ、危険廃棄物など)
彼らがスカベンジャーという選択をしたのかというと、他の選択肢がなかったから。これは仕事ではなく生き抜くためだ。
そういったパヤタスなどのゴミ山では、
「ゴミ山で産まれ、ゴミ山で働き、ゴミ山で結婚をしゴミ山で出産をして、その子どもがまた同じ道をたどってしまう」という負のサイクルがある。
〜GVとの違い〜
GVは単発的に対してスタディーツアーは継続的。
自分達がずっと日本で支援活動し続け、実際に現地で被支援者と関われてより知る事ができる。